第85回 ことわざ、格言 3


今回は若干の説明を必要とする格言を紹介したい。

Una golondrina no hace verano, ni una sola virtud bienaventurado.
「一羽のツバメで夏は来ない。一度だけの善行で人は幸せになれない」
つばめは日本では春の季語だがスペインでは夏の鳥。一羽のツバメを見かけて夏が来たと言えないように、人は一度だけの善行で祝福は受けられない。

Una manzana cada día, de médico te ahorraría.
「一日一個のリンゴで医者代節約(医者要らず)」
リンゴは健康によいに違いないが医者の代わりをするとは思えない。リンゴが高価だった時代の格言だろうか。日本でもバナナが食べたければ入院することだと言われた時代があった。

Ojos que te vieron, no te verán entrar.
「人は出かけるお前を見かけても、帰ったお前を見やしない」
人は他人の行動を常に見ている訳ではない。家を出かける姿を見た人も帰宅して家に入るところは見ていない。人の目を気にせず自由に暮らせという教え。

A caballo regalado, no hay que mirarle el diente.
「もらった馬の歯を見るな」
牛馬の年齢は歯を見れば分かる。人から贈られた馬の歯を見るな、つまり、贈り物は素直に喜んで受け取れという教え。
(川内)

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