第87回 ことわざ、格言 5


ことわざは人に世渡り術を教える。長く語り継がれて来たものは納得性がある。特に対人関係では洋の東西を問わず昔から気を使っていたことが分かる。

Cuando tu amigo pide,no le hagas esperar.
「友人に頼まれたら待たせるな」
日本人は友人の頼みであっても期待に応えられるかどうか考えてから返事をする。ラテン系の人はcomo no!「いいとも」と即答する。意に反して出来ない時は謝る。日本人の慎重さは冷たく映るようだ。

Una mano lava la otra, y ambos, la cara.
「片手ではもう一方の手しか洗えないが、両手なら顔が洗える」
チームワークや団結の大切さを教える分かりやすい表現。

El que solo come su gallo, solo ensilla su caballo.
「一人で鶏を食べる者は一人で馬に鞍をつけることになる」
楽しみを分かち合うことをしない者はやがて協力者を失くすことになる。乗馬用の鞍と違い荷車用の鞍を一人でつけるのは老人には骨が折れることを指していると思われる。

Más hiere mala palabra que espada afilada.
「悪意のある言葉はよく切れる剣よりも人を傷つける」
剣の傷はやがて治るが心無い一言で傷つけられた心は治らない。言葉が暴力に勝るときがある。
(川内)

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