第4回 スペイン人は時間にルーズか?

私は「スペイン人は…」や「日本人は…」といったステレオタイプで話すのは好きではありません。どんな国にもいろいろなタイプの人がいるし、この国の人だからこう、というわけではなくやはり「個人」です。ただ、やはり文化や習慣、考え方の違い、それによる育ち方の違いで国による「傾向」はあると思います。

よくスペイン人は時間にルーズと言われますよね。私がこちらに住んでいて実際どうかと聞かれたら、もちろん常に時間を守る人もたくさんいますが、やっぱり日本と比べてしまうとルーズです。

たとえば、先日インターネットの会社を変更したので前のモデムを朝9時ごろに取りに来ると言われました。朝早いけれど、その人が来たら買い物に行こうと思いつつ待っても待っても来ない…。買い物にも出られず、昼過ぎに用事があったので仕方なく出かけて帰ってきて、結局来たのが昼過ぎの14時。「9時に来るって聞いていたんだけど?」と多少の嫌味を込めて言ったものの、委託であろうおじいさんは「あ、そうだった?」とどこ吹く風。こんなことは序の口で、それでもその当日に来ただけましです。

こちらで大きな買い物の宅配や家のものの修理、事務手続きなどで訪問してくる人が事前連絡の時間通りに来ると「スペインなのに素晴らしい!」と逆に感動してしまいます。日本の宅配サービスのなんと素晴らしいこと! 午前、午後、夕方などの時間指定ができてしかも必ず守られる、とても助かりますよね。

個人の付き合いでは、大人数が集まる誕生日などのパーティー。「来られる人、来られる時間に来てね」というスタンスの場合、招待されたスタート時間に行ったらホストも誰も来ていなかったということもあります。ですから最近は開始時間の30分後を目安に着くようにしています。1時間後、もっと後にやってくる人もざらです。少人数の場合、相手が時間にルーズだと分かっている場合は会う場所や時間を調整します。分かっているとけっこう対処できるものです。

その他、スーパーやお店が開店時間に開かないとか、集会に遅刻する人がたくさんいることとか「時間にルーズ」を感じさせるケースは枚挙に暇がありません。しかしながら、かつては絶対時刻通りに来ないと言われていた電車も、バスや地下鉄も現在はかなりスムーズな運行です。

気をつけなければと思うのが、感化されてきたのか最近自分も時間にルーズになりつつあること。時間に追われずに過ごすのは精神的によさそうですが、やはり時間は守らねば、ですね。

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