第9回 スペインでも花粉症

3月に入り、暖冬のバルセロナはますます春めいてきました。そして2月ころから私を悩ませているのは花粉症。ここ数日は症状が悪化してます。スギとヒノキ花粉にアレルギーを持つ私は、日本ではスギ花粉が飛び始める2月から、陽気のよくなる5月くらいまで、毎日薬を飲まなければ夜眠れないくらいの重い花粉症です。

スペインへ来たら花粉症から逃れられるか、と思っていましたが甘かったです…。こちらにも種類は違えども数種のスギを含むヒノキ科の木々はあり、やはり症状が出てしまいます。ただ日本に比べて花粉の絶対量が少ないのでしょう、日本にいる時よりは軽く、夜寝苦しい時にだけ薬を飲みますがワンシーズンでトータル10日も飲まないくらいでしょうか。

でも数年前、それまで3月くらいにはおさまっていた症状がなかなかおさまらないので病院に行ってアレルギーのパッチテストをしたら、ほかにもプラタナスとオリーブの花粉にもアレルギーがあることが判明しました。ちょうどスギ類の後に順々にシーズンになる花粉です。プラタナスはバルセロナの街路樹で、道路沿いにずらりと並んでいます。住んでいる家の前の通り沿いにもびっしり。幸い、スギ花粉ほど強く反応が出ないようで、年にもよりますがそれほど長い期間重い症状に悩まされることはありません。

日本では花粉症の人の7割がスギ花粉アレルギーということですが、スペインではgramíneaと呼ばれるイネ科の植物の花粉症の割合が多いそうです。イネ科と言っても種類はかなり多く、稲や牧草、川や道路沿いの雑草などスペイン全土に多く生息しています。このgramínea花粉のピークが5月頃になるので、花粉症用の薬のCMなども私が症状の出ている時期よりずれるわけです。日本の天気予報でやっている花粉情報もその時期になるとこちらの天気予報にも出てきます。

オリーブの木の多い南部ではオリーブ花粉症の人が多く、やはり花粉症にも地域色が出ます。私の周りでは花粉症の人はほとんどいないので、こちらではあまりない印象でしたが、調べてみたらスペインでも花粉症人口はかなり増加傾向にあるようです。

そして日本では花粉症の時期マスクをしている人多いですよね。このマスク、花粉を吸わないようにだけでなく、のどの乾燥を防いでくれたり、鼻のかみすぎで荒れた肌や化粧の落ちた顔を隠してくれたりと本当に便利です。でもこちらでマスクをして外を歩いている一般人を見たことがありません。日本人らしきツーリストの方のマスク姿は見たことがありますが。病気を周りの人にうつさないためにも、もしくは予防のためにもマスクをする習慣がないようです。そのためマスクをして歩いたら「どうしたこの人??」という目で見られそうで私もマスクは寝る時限定です。

今年の花粉飛散は暖冬の影響で時期が早まっているようですが、秋冬の降水量が少なかったため多くはないという予想が出ています。予想が当たることを祈ります。

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