第12回 セマナ・サンタの風物詩

3月20日日曜日はDomingo de ramos(枝の主日)、この日からSemana santa(聖週間)が幕を開けました。基本的に学校はセマナ・サンタの間はお休みです。日本でいう春休みですね。

この最初の日曜日はイエス・キリストがロバにまたがりエルサレムに入場した日で、群衆がナツメヤシの枝を手に持ち歓迎したことにちなみ、「枝の主日」と呼ばれます。そのためこの日には人々は伝統的にヤシの枝(葉)を持ってミサに行きます。その枝のマーケットが「枝の主日」の前日までの数日間、サグラダ・ファミリア前の通りに出ていました。その枝にも2種類あり、葉をまっすぐなまま束ねた背の高いものと編み込んできれいな細工を施したものがあります。この細工、小さくてかわいらしい手のひら大のものから大きな立派なものまであって、繊細でとても美しいです。

キリスト教では子どもが洗礼を受ける際に、親に不測の事態があった際に子どもの後見人となるpadrino、madrina(代父母)を立てますが、伝統としてはmadrinaがその代子(ahijado、ahijadaといいます)にこの枝を贈るとされています。

そして地方にもよるようですが、この辺りでpadrinoがahijado、ahijadaに送るものとされているのが「mona de pascua」と呼ばれるイースターのお菓子です。

伝統的なものは茹で卵を殻ごと(色や模様がついていることも)丸のまま乗せた甘いパンやクリームのケーキです。イースターに卵は欠かせません!

なぜなら卵には「生命の象徴」(キリストが死という殻を破って復活したことに重ねています)、春の「豊穣」の意味があるからです。その卵が時代を経てチョコレートの卵に置き換えられるようになり、そこからチョコレートの飾りの方がメインになっていきました。そして今では動物や家、子どもに人気のキャラクターなど様々な形のチョコレートが「mona」として、セマナ・サンタのお菓子屋さんのショーケースをにぎわせています。

スタンダードな卵型、定番ディズニーキャラや子ども向けテレビ番組のキャラクター、サッカー好きな子どもにはサッカーボールやバルサの選手、そして今年はやはりスターウォーズでしょうか。ダースベーダーやR2D2をかたどったチョコレートをたくさん見かけます。

見ているだけでも楽しいmona、子ども達は楽しみにしています。しかし親の話を聞くと「大きなチョコレート、飽きてしまってなかなかなくならない」「そんなにたくさん食べさせたくない」とちょっぴり困りものだったりもするようです。

写真はmonaのショーケース。大きなウサギやヘッドホン型、ミニオンズやスターウォーズキャラなどがずらりと並びます。

関連記事

ページ上部へ戻る