第48回 クリスマス・ジャンボ宝くじ Lotería de Navidad

年の瀬になると、日本では「年末ジャンボ宝くじ」ですが、スペインの恒例行事はクリスマス宝くじ、Lotería de Navidad (正式名称Sorteo Extraordinario de Navidad)です。

スペイン人は宝くじ大好き、街には至る所に宝くじスタンドがあって、季節を問わず意外と人々が購入しています。中でも国民的行事とも言っていい盛り上がりを見せるのが、売り上げも賞金も最大のクリスマス宝くじ。国民の70%以上が購入するそうです。 今年の賞金総額はなんと23億1千万ユーロ、売り上げの約70%もが賞金として還元されます。

今年は00000~99999までの10万個の番号が165組販売されます。1組は10枚のシートで200ユーロ。これはバラ売りしていて1枚券はデッシモ(Decimo=10分の1)と呼ばれ、値段も10分の1の20ユーロ。高額なので個人ではデッシモを1~数枚という人が多いでしょうか。

1等(El Gordo)当選賞金は1組400万ユーロ(=約4億9千万円!)、1デッシモにつき40万ユーロ(4千9百万円)。 日本の宝くじでは組と番号が両方一致しなければなりませんが、こちらでは組(serie)はついていても見るのは番号のみ。ですので、1つしかない1等の番号も組違い・各組のバラ売りで多数の当選者が出ることになります。

この“分け合う”というスタンスがスペイン宝くじの特徴です。バルや小売店ではデッシモをさらに小分けにして2・3ユーロの買いやすい値段で売っており、職場や友人同士などでもデッシモや更に小口に分けて共同購入したりします。この時期は宝くじ売り場だけでなく、いたるところで宝くじを販売しているわけです。もちろん当選の場合は買った金額に応じて賞金が配当されます。

同じ番号は特定の地域や宝くじ売り場などでまとまって販売されることが多いので、同じ場所で当選者がまとまって出ることになり、毎年12月22日の当選発表の後、当選番号の出た町や村、地域は当選した近所の人達でお祭り騒ぎになるのです。毎年、興奮した様子でカバのボトルとグラスを振りかざして高額当選のお祝いをする市民の姿がニュースで流されます。日本と違って当選した人達がこぞってテレビに顔を出すのも特徴的ですね。テレビを見ていると、毎年毎年当っている人がたくさんいるので、見ている方も「これならいつかは自分も…」という気になってきます。

ニュースによると、1等が当る確率は0.00001%。高いのか、低いのか?ですが、日本の年末ジャンボ1等(7億円)に当る確率は0.00000005%だそうです。それと比べたらまだ当たりそうな気もしてきてしまいます。何も当らない人は85%、逆に言えば15%の人は何かしらの賞金を手にするわけです。最低賞金は1等と下1桁が一致した”Reintegro”で1デッシモにつき20ユーロ。

我が家は毎年デッシモを3枚ほどを購入し、つかの間の夢を見るのですが、昨年は200ユーロ当たりました!元を取って更に賞金ゲット、かなりうれしかったです。

今年も3枚が冷蔵庫の扉に張り付けてあります。1等など贅沢なことは言いません、でもちょっとだけ欲を出せば、4等(2万ユーロ)くらいでいいから当らないかな~と夢見る日々です。スペイン中の人が見ている夢でしょうね。

バルセロナの中心地近くにある宝くじ売り場。長い列ができています。日本同様、人気の売り場があるようです。

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