第29回 スペイン語の意外な話し手

スペイン語が世界に広まったのは1492年以降である。この年スペインでは3つの歴史的事件が起こっている。長く続いた国土回復戦がグラナダの無血開城で終了(1月)、カトリック両王がユダヤ人の国外追放令に署名(3月)、コロンブス新大陸への船出(8月)である。

500年を経てスペイン語を公用語とする国は20ヵ国となり、約5億人の話者を持つ。スペイン本国の話者は一割にも満たない。近年は移民、国際結婚、出稼ぎ、留学生の増加などで意外なところでスペイン語が話されている。しかし、スペイン語が分からない人にはこの現象は見えにくい。

スペイン語話者数の多い国・地域(出典:米国Census, Wikipedia) 単位:万人
米国5,000、ブラジル1,970、 プエルト・リコ400、フィリピン290、フランス210、 ポルトガル175、ハイチ165、ロシア120、イタリア50、西サハラ34

スペイン語話者は少ないが構成比が大きな国 ( )内は公用語
キュラソー(オランダ語)63%、 アンドラ(カタルーニャ語)54%、 ベリーズ(英語)46%、モロッコ(アラビア語)30%、イスラエル(ヘブライ語)23%、スイス(独、仏、伊、ロマンシュ語)23%
(川内)
※キュラソーはベネズエラの北方カリブ海に位置するオランダ王国の構成国。

関連記事

ページ上部へ戻る