第34回 アメリカに見るスペイン語地名 2

Nogales、Arizona 
ツーソン(Tucson)の南、メキシコと国境を接するところにNogales(くるみの木)という町がある。隣接するメキシコ側の町も同じく Nogalesなので紛らわしい。アメリカ人は自国側に車を止め、歩いてメキシコ側に渡り土産物を買い、食事をして手軽な外国観光気分を味わっている。

Cibola、New Mexico
シボラの名を冠した山脈、カウンティ(郡)、公共施設などが多い。シボラは先住民の言葉でバッファローを意味するという。初期のスペイン人はバッファロー を意味するとは知らず地名と思ったようだ。メキシコのスペイン人はシボラの地のどこかに伝説の7人の司祭が作った7つのキリスト教徒の町があると信じて探 検隊を送ったが発見できなかった。

Key West、Florida
フロリダは北米大陸でもっとも早くスペイン人が発見したところだがスペイン語の地名はほとんど残っていない。マイアミ市内にはスペイン語名が多いが近代に なって開発業者がつけたものである。サンゴ礁で出来た半島は痩せた土地で金銀もなく農業にも適せず放置されていたが1821年、米国に譲渡された。マイア ミの沖合に観光で有名なKey Westがある。これはスペイン語名Cayo Hueso(骨の小島)が訛ったものと言われる。一時期この地で過ごしたヘミングウェイの邸宅が残っていて観光客に開放されている。

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