第45回 Piropo「ピロポ」

気の利いたピロポ(女性に投げかける褒め言葉、誘い言葉)で女性を喜ばせる習慣は男女平等意識の高まり(女権運動)に巻き込まれて都市部では消え去ろうとしている。メキシコ連邦区では度を越した卑猥なピロポの取り締まりが法制化され、miradas o palabras lascivas「卑猥な視線または言葉」をかけられた女性は訴えることができるようになった。

ラテン諸国では女の子が13歳にもなると外でピロポを期待するようになるという。彼女たちがピロポをどう見ているかを物語るチステ(冗談、笑い話)がある。

ある日、女の子が学校から泣きながら帰って来た。母親が心配して訳を尋ねると「ママ、今日は誰もピロポを言ってくれなかったの」と言って泣き崩れた。隣の日本人の娘も泣いて帰って来たので母親が訳を尋ねると「ママ、帰り道で男の人にピロポを言われたの」と泣き出した。

目の前を通り過ぎる女性にピロポを投げかけるには気の利いた短い言葉でなければ聞いてもらえない。
Los ángeles están celosos porque ahora sueño contigo.
「この頃、君の夢を見るので天使がやいている」
¿Cómo regalarle una flor a otra flor?
「花のような君に花はあげられない」
Me gustaría ser tu sombra para estar todo el día a tu lado.
「君の影になって一日中君の側にいたい」
(川内)

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