第57回 ラテンアメリカの近現代史


15世紀末、スペイン人をはじめとした白人が新世界であるアメリカ大陸に侵入してきた。先住民族の手で生み出された建造物や風習は次々と破壊され、16~18世紀の300年間の間、中南米は植民地として従属的な立場に置かれ、キリスト教の布教が徹底的に行われた。

中南米の各地に修道院や教会が建てられ、現代も多くの人々がキリスト教を信仰している。19世紀に入り、ヨーロッパの支配を脱した各地の共和国は独立を果たし、それぞれ独自の発展を遂げている。216-219のメルマガと重複する部分もあるが、ラテンアメリカの近現代史を見ていきたい。

あまりにも広大なエリアと多岐に及ぶため19世紀より年表形式で記載する(日本大百科全書より)。

1804年
ハイチ、フランスから独立、ラテンアメリカ最初の独立国となる

1807年
ポルトガル王室、ナポレオン1世の侵略を避けブラジルへ移る(~1821)

1808年
スペイン国王フェルナンド7世、ナポレオンに幽閉され、アメリカ大陸スペイン領内の自治化を促す

1810年
メキシコでイダルゴの独立運動始まる。その後のスペイン領植民地でも独立運動始まる

1814年
ナポレオン戦争終了。フェルナンド7世が復位すると、アメリカ大陸での独立運動が激化する

1816年
アルゼンチン、トゥクマンで独立を宣言。ラ・プラタ川諸州連合(のちのアルゼンチン)を形成

1818年
チリ、オヒギンスのもとに独立

1819年
大コロンビア、シモン・ボリバルのもとに独立

1820年
スペイン、自由主義憲法を採択、アメリカ大陸の独立運動に影響
1821年
メキシコ、イトゥルビデのもとに独立。サン・マルティン、ペルーの独立を宣言する

1822年
ブラジル、ドン・ペドロ王子のもとにポルトガルより独立、ブラジル帝国となる(~1889)

1823年
アメリカ、アメリカ大陸とヨーロッパ大陸間の相互不干渉を提唱する「モンロー宣言」を発表(モンロー主義)

1824年
中央アメリカ連邦共和国結成。アヤクチョの会戦で、独立解放軍の勝利決定的となる

1826年
ボリバルの提唱により、パナマで第1回米州諸国会議開かれる

1828年
ウルグアイ、イギリスの仲裁により、ブラジルとラ・プラタ川諸州連合(のちのアルゼンチン)の緩衝国として独立

1830年
大コロンビア、分解してエクアドル、ヌエバ・グラナダ(現、コロンビア)、ベネズエラとなる

1836年
テキサス、メキシコより独立

1838年
中央アメリカ連邦共和国、分解して今日の中央アメリカ5か国独立する

1844年
ドミニカ共和国、ハイチより独立

1846年
メキシコ戦争勃発(~1848)

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