第58回 ラテンアメリカの近現代史(2)


前回に引き続き、国別でみるのは骨の折れるラテンアメリカの近現代史の年表を日本大百科全書から引用する。

多くの国でスペインという宗主国の影響が弱まり、独立を果たしてのちの歴史である。統治体制の変革と紛争(自由主義と独裁体制)、近隣諸国との対外戦争勃発、アメリカの影響力の増大が年表だけでも見て取れる。

1857年
メキシコ、自由主義憲法制定され、改革時代に(~1876)

1862年
メキシコ、フランスの干渉を受け、フランス軍に占領される(~1867)

1864年
パラグアイ対アルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ間に戦争勃発する(パラグアイ戦争、~1870)

1876年
メキシコ、ポルフィリオ・ディアス大統領に

1879年
チリ対ペルー・ボリビア間に太平洋戦争勃発する(~1883)

1889年
ブラジル、帝政崩壊し共和国となる

1898年
米西戦争。スペインが米国に敗北しキューバ独立、アメリカの保護下に入る(~1902)

1903年
パナマ、コロンビアより独立。アメリカ、パナマから幅16キロの運河地帯の永久租借権を取り付ける

1910年
メキシコ革命勃発(~1920)

1912年
ニカラグアに内乱勃発、アメリカ海兵隊ニカラグアを占領、保護領化。アルゼンチンで男子普通選挙権確立

1914年
パナマ運河開通

1916年
アルゼンチン、イリゴージェン大統領就任し急進党政権時代となる(~1930)

1917年
メキシコ、革新的な新憲法発布
1918年
アルゼンチン、コルドバで「大学改革運動」

1920年
チリ、自由派連合の推すアレッサンドリ・パルマ大統領となり寡頭政治揺らぎ始める

1924年
ペルー、アヤ・デ・ラ・トーレがAPRA(アメリカ革命人民同盟)結成

1927年
メキシコ、カトリック信者によるクリステーロ反乱起きる

1930年
ブラジル、クーデターによりバルガス時代に入る(~1945)

1932年
ボリビア・パラグアイ間にチャコ戦争勃発する(~1935)

1938年
メキシコのカルデナス大統領、アメリカ・イギリス石油資本を国有化。ラテンアメリカ労働総同盟(CTAL)結成

1939年
第二次世界大戦勃発。第1回米州諸国外相会議パナマで開かれ、集団安全保証体制確立される

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