スペイン語ネット

第34回 アメリカに見るスペイン語地名 2

ツーソン(Tucson)の南、メキシコと国境を接するところにNogales(くるみの木)という町がある。隣接するメキシコ側の町も同じく Nogalesなので紛らわしい。アメリカ人は自国側に車を止め、歩いてメキシコ側に渡り土産物を買い、食事をして手軽な外国観光気分を味わっている。

第32回 マリンチェ物語 2

マリンチェは1502年頃、ベラクルス南方のマヤ語圏に近い村で生まれた。父親が部族長であるカシーケ(cacique)だったため教育も行儀作法も受け た娘だったが、父親が戦死し母親が再婚したとき、マヤ語圏のタバスコ(Tabasco)から来た商人に売り飛ばされた。18歳の時、コルテス軍が現れカ シーケは当時の習慣に従い和平の証に20人の娘をコルテスに贈った。

第31回 マリンチェ物語 1

メキシコ人がマリンチェ「Malinche」の名を口にするとき複雑な表情をする。マリンチェはメキシコ人にとって売国奴の代名詞だが、同時に臆することなく堂々とナワトル語 でアステカ文化を語り、スペイン語でDoña の尊称を得た上流階級の聡明な女性でもある。マリンチェは新大陸初のバイリンガル通訳(マヤ語とナワトル語)としてエルナン・コルテスに仕え、後に彼の妻となった。

第30回 Hispanicがトップに立つ日

多民族国家アメリカにおいてヒスパニックの占める位置は日本人が考える以上に複雑かつ重要である。アメリカの国勢調査票には人種欄とは別にヒスパニックに 関する項目がある。回答欄にはメキシコ人、メキシコ系アメリカ人、プエルトリコ人、キューバ人の欄があり、その他の中南米人は国名を書くようになっている。