Spanish World

第85回 ことわざ、格言 3

今回は若干の説明を必要とする格言を紹介したい。

Una golondrina no hace verano, ni una sola virtud bienaventurado.
「一羽のツバメで夏は来ない。一度だけの善行で人は幸せになれない」

第84回 ことわざ、格言 2

多くのことわざは言いたいことをずばり表現しているので特別な説明は要らない。しかし、時代の変化や生活習慣の差から解説がなければよく分からいものもある。まずは日本人でも理解しやすいことわざから。

Haz primero lo necesario y después lo voluntario.
「最初に必要なことをやり、好きなことは後でやれ。」

第83回 ことわざ、格言 1

格言は如何に人生を正しく、楽しく送るか、人生経験豊かな賢人から凡人へ、特に人生経験の浅い者に送られる言葉である。格言を理解すれば人は賢くなり、賢い人はますます賢くなる。しばらくスペイン語圏でよく知られた格言の世界を歩いてみたい。

Contigo, pan y cebolla
「あなたとならばパンとタマネギ(さえあれば)」

第82回 エスニック・ジョーク 2

中南米ではスペイン人を gallegosと呼んで揶揄するが、中南米人同士はお互いをどう見ているのだろうか。

Los 16 milagros de América Latina「ラテンアメリカ16の奇跡」は各国民性を一語で表わしているが反語的表現である。聞いた人は必ずにやりとする傑作である(作者不詳)。グアテマラ、エクアドル、パラグアイ、ウルグアイの4か国が漏れているのは残念。

第81回 エスニック・ジョーク 1

人種問題は米国と違い中南米ではおおらかに扱われる。その典型的な例が愛称としてのnegroやnegritoである。日常使われるネーグロは黒人の意味ではなく、mi vida, mi cielo同様に愛する者への呼びかけに過ぎない。 エスニック・ジョークは民族性を巧みに織り込んだ罪のない笑い話。

第80回 ところ変われば…

変わった習慣 時間感覚の差で強烈な印象を受けたのはメキシコだった。北部の都市Monterreyの取引先が開いた商品発表会の招待状を見ると当日のプログラムは時間単位ではなく単に、午前の部―商品紹介、午後の部―懇談会と書いてあるのみ。開始時間もなければ終了時間も書かれていない。しかし、地元の人には習慣的に時間が分かっていて困らない様子だった。

第79回 人生の名言

人は昔から如何に老いと対処するか悩んで来た。ある年代に達したら潔く身を引き後進に道を譲ることも必要。しかし、「青春とは人生のある期間ではなくこころの持ち方である」(S.Ullman) などと言う名言を見つけて、いつまでもポストを手放そうとしない老いた経営者も多い。

第78回 解放者シモン・ボリーバル

チャベスは1999年大統領に就任すると国名をベネズエラ・ボリーバル共和 国と変えた。ベネズエラは石油で豊かになった国。60年代の首都カラカス周辺はすでに高速道路網や高層建築で輝いていた。日本にまだ高速道路が一本もなかった時代である。 南米の解放者と呼ばれるシモン・ボリーバル(Simón Bolívar)は1783年7月カラカスで生まれた。

第77回 51番目の星となるか?

プエルト・リコの正式名称はEstado libre asociado de Puerto Rico(プエルト・リコ自由連合州)だが米国の州ではなく自治領である。370万人の島民が英語とスペイン語を公用語として外交・軍事以外の自治権を持って暮らしている。ニューヨークには70万人のプエルト・リコ人社会があり、米国においてメキシコ人に次ぐヒスパニック・グループを作っている。1898年の米西戦争でスペインが破れた結果、プエルト・リコはフィリピンと共に米国領となった。

第76回 アルゼンチン弁

アルゼンチン人はヨーロッパを向いて暮らしていると言われた時代があった。街づくりや休暇の過ごし方などにそれが残っている。街路樹が季節ごとに美しい花で広い通りを飾る。公園や記念碑、銅像がおどろくほど多い。ブエノス・アイレスで話されるスペイン語は発音、イントネーション、語彙がメキシコや中米とは明らかに違う。住民はイタリア系とスペイン系がほぼ半々だが言葉はイタリア系が勝っている。