Song

第49回 メキシコの社会派民謡コリード 2

コリードを語るとき、避けて通れないのがノルテーニャ(Norteña)と呼ばれる メキシコ北部の歌である。アコーデオンとコントラバスで演奏され、演奏者の服装はマリアッチほど派手ではない。主題はメキシコ革命に関するものが多いが新 しいコリードは不法越境や麻薬などの社会問題も積極的に取り上げる。Narcotraficante (麻薬密売人) やPollo(越境者)を社会悪という視点ではなく反米感情を込めてどこかヒーロ視して歌うのがノルテーニャの特徴である。

第48回 メキシコの社会派民謡コリード 1

Corrido「コリード」はメキシコ音楽のジャンルとして確立しているが、外国人にはランチェーラとの区別が難しい。コリードは実在の人物を4分の2拍子で歌い、ランチェーラは恋や日常の出来事を4分の3拍子で歌うメキシコの演歌である。

第46回 歌で覚えるスペイン語 1

スペイン語の勉強に歌は欠かせない。語彙、文法、国民性などを労せずして覚えることが出来る。

Cielito Lindo シエリト・リンド「いとしい人」Mariachi Vargas
元歌はスペインの古い俗謡らしくメキシコにはない、Sierra Morenaが歌いこまれている。

第40回 El día que me quieras「想いのとどく日」

タンゴはジーラ・ジーラ(Yira,Yira)のように社会の底辺で希望なくその日暮らしをする男女を歌ったものが多い。しかし、Adiós Pampa mía(草原よさらば) の自然への愛、Caminito(小道)の過去の愛の思い出、 そしてEl día que me quieras「思いのとどく日」の愛の成就を喜ぶ歌などもある。「想いのとどく日」はCarlos Gardelが作曲し自ら歌ったが、彼の死後、多くの歌手がカバーし世界的に有名となった。

第36回 タンゴの生い立ち

アルゼンチン観光の目玉はタンゴである。タンゴショーを見るためにヨーロッパからも観光客が直行便で訪れる。タンゴは1880年ごろブエノス・アイレスの 港町(Boca)に住む貧しい移民のダンスとして生まれた。男女が密着して踊るため娼婦のダンスだと軽蔑されたが、パリで好評を得たことで生まれ故郷の評価が変わった。

第21回 グラナダ陥落余話

1492年1月2日、イスラム教徒(モーロ人)の最後の拠点、グラナダが陥落した。グラナダ最後の王Boabdilはイサベルとフェルナンド両カトリック 王の兵糧攻めを受け戦わずしてアルハンブラ城を明け渡した。ボアブディルはモロッコへ向けて旅立つ日、生まれ育った美しい城を振り返って涙したという。それを見た母親は「戦のできない男が女のようにメソメソと泣いている」と嘆いたという話が伝わっている。