テル:スペインは砂漠になるだろうというのは本当ですか?
アンヘラ:残念なことだけど、そのとおりです。100年後にはサハラ砂漠のようになるだろうと言われています。
※スペイン南東部及びアンダルシア地方では乾燥と気温上昇に伴い砂漠化の進行が懸念されています。
単語・表現
es「~である」(ser・3・単・現在)
cierto, ta「確実な、疑いのない」
¿Es cierto que …? 「~であることは本当でしょうか?」
España「スペイン」 va「~するつもり、行く」(ir・3・単・現在)
ir a + 動詞の原形(不定詞)「~する予定である、~しようとしている」
convertirse「変わる、変化する」(再帰動詞)※convertir「変える」
convertirse en …「~に変わる」 desierto「砂漠」
※convertir+se seは再帰代名詞で3人称・単複同形になります。普通は動詞のすぐ前に置かれますが、不定詞・現在分詞とともに用いられる時はその動詞の直後に付けます。
※ただし本文はこの語順でもOKです。seの位置に注目してください。
¿Es cierto que España se va a convertir en un desierto?
pena「苦悩、悲嘆」 Es una pena「残念なことだ」
pero「しかし」 así「そのような、そんなわけである」
dicen「言う、(世間の人が)言う」(decir・3・単・複)
que「~ということ」
dicen que …「(一般的に)~という話だ、~だそうだ」
※主語はないが不特定の「世間一般」(複数形)が考えられます。
dentro「中に、中で」
dentro de …「~の後に、~の期間内に、~の中に」
cien「100の」 año「年、歳」
será「~である、(未来形で)~になる」(ser・3・単・未来)
※活用はこれだけ覚えてください
como「~のように」
el Sáhara「サハラ砂漠」※定冠詞 el は固有名詞ともに使う。
その他の表現
不特定の「人々」が言う話
今回のレッスンで出てきたDicen queという表現の主語は省略されていますが「世間一般の人々」「自分以外の複数の誰か」という不特定の主語を示しています。
Dicen que ella va a casarse.
「彼女は結婚するそうです」
ella「彼女」 casarse「結婚する」(再帰動詞)
※この表現での「彼女」は不特定多数の人に噂されるような人物です。
Dicen que va a llover mañana.
「明日、雨が振るそうです」
llover「雨が降る」 mañana「明日」
知らずに使っているスペイン語
チュッパ・チャップス – Chupa Chups
日本では森永製菓(2016年よりクラシエフーズ)から発売されていた棒付きキャンディのチュッパ・チャップスはスペイン・バルセロナの企業、チュッパ・チャップス社(2006年からオランダのペルフェティ・ファン・メレ社)の商品です。
Chupaとはchupar「(飴などを)なめる」のtúに対する命令形。Chupsは公式HPで確認したのですが、当時の社長がいくつか候補から挙がった名前で選んだと書いてあるだけした。明確な意味がわからないのですが、韻を踏んでいるため選ばれたのでしょう。つまりスペイン語の翻訳は「Chupsをなめて!」。
余談ですが、チュッパ・チャップスのパッケージはサルバドール・ダリのデザインです。