ホセ:(耳かき棒を指し示しながら)これは何のために使うんだい?
ヨウコ:耳(の中)を掃除するためのものよ。
単語・表現
para「~のため」 qué「何」
sirve「役立つ、働く」(servir・3・単・現在) esto, 「これ」
limpiarse「(体の一部を)きれいにする」※再帰動詞
oído「(聴覚器としての)耳」
oreja「(外側の)耳、外耳;(両側が対になった)耳状のもの」
その他の表現
よく使う前置詞
スペイン語では前置詞が名詞の前だけでなく、疑問詞や動詞の前に付くことがしばしばあります。動詞の前に付く場合、動詞の原形(不定詞)となるので気をつけてください。
下記に示した意味はよく使われる意味ですが、それ以外にも様々な意味を持つことがあります。
a「~に、~へ」(方向・時点)※a + el = al
con「~と一緒に、ともに」(付随)
de「~の、~出身の」(所属・起源) ※de + el = del
desde「~から」(起点)
durante「~の間ずっと」(継続・期間)
en「~の中で、~に、~で」(空間・時間・手段)
entre「~の間に」(場所・時間)
hasta「~まで」(到達点)
para「~のために、~へ」(目的・用途)
por「~のために、~で」(理由・目標・方法)
sin「~なしで」
sobre「~の上に、~について」(空間・対象)
前置詞の後ろに主語の人称代名詞yoと túが続く場合、それぞれmí, tiと変化する。
例:a mí「私に」 a ti「きみに」
例外:conmigo 「私と一緒に」 contigo 「きみと一緒に」
知らずに使っているスペイン語
ケセラセラ – que será será
ヒッチコック監督の「知りすぎていた男」の中で使われた歌で一躍有名になった「ケ・セラ・セラ」という言葉。意味は知らなくてもこの言葉や歌のフレーズを聞いたことがある、という人はきっと多いはず。スペイン語で「どうなるんだろう(what will be, will be)」という意味。
この言葉は「なるようになるさ」という意味で理解されていることが多いのですが、実はこの歌の “será será sera lo que será” というくだりが 「なるようになるさ」の意味であって、それが日本語のなかで拡大解釈されていると思われます。
※seráは動詞ser「~である」の3人称・単数・未来形です。