ナオミ:月曜日にピアノの授業を(生徒として)はじめるの。今年はもっとうまくいくかしら。
ハビエル:疑わないで。本当にうまくいくよ。
単語・表現
lunes 「月曜日」※定冠詞el がついているので、この月曜日と判断できます。
empienzo 「始める、始まる」(empezar・1・単・現在)
clases 「授業、クラス」 piano 「ピアノ」
a ver si + 直説法「(不安・期待などに対し)~かな、~かしら」
este, ta「この」 año「年」 este año 「今年」
se me da bien (mal) …「(人が)得意(苦手)である」(再帰 dársele・3・単・現在)
※主語はdar以下の状態を指しています。
se me da mejor 「私はより得意である」 mejor「より良い」
lo「それを」 dudes 「疑う、疑問に思う」(dudar・2・単・現在)
No lo dudes 「(君は)疑わないで」
te 「君に」 va「~するつもりだ;(人に)~である」(ir・3・単・現在)※主語は前文を受けて状況がうまくいくだろう、ということから3人称・単数の動詞を使っています。
ir a + 動詞の原形「~する予定だ」
ir bien 「うまくいく」 de veras 「本当に」
その他の表現
得意?苦手?
dársele bien [mal] 「人にとって得意(苦手)である、上手(下手)である」
dárseは再帰動詞で「熱中する、上手・下手である」などの意味があります。dárseleはさらにle「それに」を意味する代名詞が付いている形です。ここでは表現をそのまま覚えてください。 主語は物事や状況になっている点に注意してください。
【例文】
El fútbol se le da bien.
「彼はサッカーが上手だ」←「サッカーがそれに彼をうまく与える」
le「それに」 fúbol 「サッカー」
Se me dan bien las matemáticas.
「私は数学が得意だ」
se dan (bien)「上手である」(darse・3・複・現在) matemática 「数学」※主語がlas matemática
Se me da mal la cocina.
「私は料理が苦手だ」
cocina 「料理、台所」
※主語は文頭でも末尾でもOKです。
語根母音の変化
動詞の語尾を除いた残りの部分の最後の音節(語根音節)の母音を語根母音といいます。スペイン語の動詞は語尾が-ar,-er,-irのタイプに分かれ、規則的に活用することはすでに学びましたが、あるタイプの動詞は語根の母音(規則活用であれば不変化の母音)が規則的な変化をします。
言葉で説明してもわかりにくいので、実際にどのような活用をするか、下記の活用で確認しましょう。 特にアンダーラインのついた活用に注目してください。同じようなタイプ(-eが-ieになる)の動詞はいくつもありますが、すでに学習してきた動詞も多く含まれていますので、活用表で再度確認してください。querer「したい、欲する」、sentir「感じる」、 pensar 「思う、考える」、recomendar「推薦する」 ※アンダーラインが語根の母音です。
empezarの活用形
人称 | empezar「始める」 | ar動詞の語尾 |
yo | empiezo | -o |
tú | empiezas | -as |
él,ella,usted | empieza | -a |
nosotros | empezamos | -amos |
vosotros | empezáis | -áis |
ellos,ellas,ustedes | empiezan | -an |
知らずに使っているスペイン語
ハラペーニョ jalapeño
メキシコの激辛の青トウガラシとして知られるハラペーニョ。メキシコ料理の定番の食材として有名ですが、最近は日本でも酢漬けにしてものが手軽に手に入るようになりました。ハラペーニョとはスペイン語で「ハラパの(ハラパの人)」の意味。ハラパ(Xalapa)とはメキシコ・ベラクルス州の州都のこと。ハラパの名前は、ナワトル語で「砂の中の泉」を意味するXallapanに由来する。余談ですがグリーンのタバスコはこのハラペーニョでできたソースです。