アナ:きょうは“グァウ、グァウ”を買いに行きましょうね、ペピート。
ペピート:“グァウグァウ”、“グァウグァウ”
ユウコ:グァウグァウって何ですか?
単語・表現
hoy 「きょう」 vamos 「行く、~するつもり」(ir・1・複・現)
vamos a + 動詞の原形「~しましょう」←「私たちは~するつもりである」
comprar 「買う」
guau guau 「(犬の鳴き声で)ワンワン」※子供に話しかけているため、擬音語を犬の意味で用いている。日本語でも子供に「ワンワン」 と言うのと同じ。
Pepito 「ペピート(人名)」※Joséの愛称
qué 「何」 es「~である」(ser・3・単・現在) perro 「犬」
porque「なぜなら」 hacen 「する、行う」(hacer・3・複・現)
※「(犬が)吠える」はladrar、最後の一文でladarを用いたい場合、 Los perros ladran. となって”guau guau”はつけることができません。
その他の表現
■動物の鳴き声
国と言語が違うだけで、動物の鳴き声のとらえ方が違うものです。
ここでご紹介するものはスペインにおける一般的なスペイン語の擬音語(オノマトペ)です。
猫:miau 「ニャア」 読み[ミアウ]
犬:guau 「ワン」 読み[グァウ ]
ニワトリ:quiquiriki 「コケコッコー」読み[キッキリキー]
ブタ:oinc 「ブー」 読み[オインッ]
牛:muu「モー」 読み[ムウウ]
ヒツジ:beee「メー」読み[ ベエエー]
小鳥:pío pío 「ピヨ ピヨ」 読み[ピオ ピオ ]
カエル croac 「ゲコゲコ」読み[クロァッ]
知らずに使っているスペイン語
てんぷら(天麩羅)
あまりも有名で、いろいろな説がありすぎてあえてこのコーナーで取り上げてこなかった言葉の ひとつが「てんぷら」(天麩羅)です。数多くある説でラテン系言語の影響をを大まかにまとめると次の通りです。
(1)テンポラ témpora (スペイン・イタリア語) 「季節の初めの3日間に祈りと節食をし、その際獣鳥肉を食べず、魚鶏卵を食した=四季の斎日」
(2)テンポラス têmporas(ポルトガル語) 「斎日」
(3)テンプロ templo (スペイン語) 「寺院」(教会料理として食されたいたことからか?)
(4)テンペロ tempero(ポルトガル語) 「調味料・調理」(調味料と料理名を誤認したことからか?)
余談ですが漢字の語源もご紹介します。
漢字の「天麩羅」は「天」が「天竺(てんじく)」、「麩」は「小麦粉」、「羅」は薄い衣を表し、天竺から来た浪人が売る小麦粉の穀物という意味で、江戸時代に戯作者の『山東京伝』が伝えたものとされる。 「天麩羅」の漢字は、「天麩羅」の当て字を変えただけのものと考えられる。
漢字語源の引用元 http://gogen-allguide.com/te/tenpura.html