アントニオ:はい、もしもし。
ヨウコ:おはようございます。アントニオと話すことができますか?
アントニオ:はい、もちろん。ぼくです。
単語・表現
sí「はい」 dígame「もしもし」
diga「もしもし」とも言うことができますが、dígameのほうがより丁寧な印象を与えます。スペイン人の多くは、電話がかかってきても自分から名乗りません。電話をかける側も仕事の場合などを除き、自分が誰か聞かれなければ、 日本のように自分から名乗りません。¡óiga! 「もしもし」という表現もありますが スペインでは田舎っぽい印象を与えてしまいます。
puedo「~することができる、~してもよい」(poder・1・単・現在)
hablar「話す」 con「~と」
poder+動詞の原形「~することができる、~してもよい」
por favor「お願いします」
claro「もちろん、そのとおり;明白に」claroは疑問などに対して「もちろん」としてよく使われます。形容詞でも「はっきりとした、明るい」という意味も持ちます。
soy「~である、~です」(ser・1・単・現在) yo「わたし」
省略できる主語を動詞の後ろに置くことで「わたしです」という意味を強調しています。
活用形の覚え方
動詞によっては規則的に活用する動詞もありますが、serのように非常によく使われる動詞は不規則に変化します。そこでスペインの学校ではこうした活用の場合 何度も声に出して覚えています。「 ジョ-ソイ」「トゥ-エレス」「エル-エス」「ノソトロス-ソモス」「ボソトロス-ソイス」「エジョス-ソン」♪
その他の表現
例文では本人が電話に出とたケースですが、それ以外のケースも考えてみます。例文のアントニオのお母さんが電話にでたシチュエーションです。
◎話したい相手に電話を換わってもうらう時
Madre:Un momento, por favor.
「お母さん:少しお待ちください」
Un momento「一瞬、ちょっとの間」
◎話したい相手がいない場合
Madre:No está en casa. ¿Quién llama?
「お母さん:彼は家にいません。どちら様ですか」
no「(否定文で)ない」 está「~いる;~である」(estar・3・単・現在)
en「~で」 casa「家」
¿Quién llama?
「どちら様ですか?」
quién「誰」 llama「電話をかける」は動詞llamar 「電話をかける」の3人称、llamaの前には人称代名詞le「彼に」が省略されていますが、この場合はひとまとまりで覚えてください。直訳すると「誰が彼に電話をかけていますか?」