アントニオ:ねえ。オペラの無料のチケットが2枚あるんだ。今晩一緒に行きたい?
ナオミ:ごめんなさい。けど、きょうは忙しいの。構わないかしら?
アントニオ:ぜんぜん構わないよ。
単語・表現
mira「見る;(間投詞的に)ねえ、みて」(mirar・2・単・命令)
aquí「ここに」 tengo「持つ、ある」(tener・1・単・現在)
dos「2(の)」 entrada「チケット」 gratis「ただで、無料で」
para「~ために」 ópera 「オペラ」
quieres「欲する、~したい」(querer・2・単・現在)
ir「行く」 conmigo「私と一緒に、私と」 este, ta「この」
noche「夜」 querer + 動詞の原形「~したい」
Lo siento 「残念です、ごめんなさい」※第12回参照 pero「けど、しかし」
hoy「きょう」 estoy「ある、いる、である」(estar・1・単・現在)
muy「とても」 ocupado, da「忙しい、使用中の」
importa「重要である、気にさわる」(importar・3・単・現在)※普通、3人称・単数形で用いる
te「きみに」
No te importa.「君に気に障らない→君にとって構わない」
¿verdad? 「(文章の末尾につけて)~でしょう」※前文が否定文・肯定文に関わらず用いることができます。
No te importa, ¿verdad? と言うことで単に “No” というよりも丁寧に聞こえます。
nada「何も~ない」
No para nada.「(相手の言葉を受けて)少しも~ない」※英語のnot at allに近い。
その他の表現
呼びかけの表現
Mira.「ねえ、見て」
動詞の原形はmirar「見る」の2人称・単数・命令
Oye.「ねえ、ちょっと(聞いて)」
動詞の原形はoír「聞く」の2人称・単数、命令
Oiga.「すみません、もしもし」
動詞の原形はoír「聞く」の3人称・単数・命令(接続法現在)
※ustedで話す相手に話しかけるときに使うが、スペインで使う場合、やや田舎っぽい印象を相手に与えます。同じシチュエーションであれば、perdoneを使うほうが洗練された印象を与えます。“Oiga”というと中南米では強く聞こえることもあります。
Perdone.「すみません、失礼しますが」
動詞の原形はperdonar「許す」の3人称・単数・命令(接続法現在)
Perdón.「ごめんなさい、失礼します」
ちょっと人にぶつかってしまった場合などに使います。Lo siento「ごめんなさい」[ロシエント]とは意味合いが異なります。
知らずに使っているスペイン語
シエスタ – siesta
シエスタ、この習慣がない国でこの言葉が使われるとき、いつも羨望と皮肉が入り混じっているように聞こえます。シエスタとは昼食後にとる「昼寝」の習慣です。よく典型的なスペインや中南米の習慣のように語られますが、スペインや中南米の人達がみんなシエスタを毎日しているかといえば、決してそういうわけではありません。ただし、日差しが強い地方に行くとお昼はシエスタでお店が閉まっている、なんてこともあります。