ラウル :マリアのことを覚えているかい?
ノリコ:ええ、もちろん彼女のことを覚えているわ。とてもいい子よね。
単語・表現
te acuerdas「覚えている」(再帰acordarse・2・単・現在)
acordarse de …「~を覚えている」
claro que + 平叙文(直接法)「もちろん~だ」
me acuerdo 「覚えている」(再帰acordarse・1・単・現在) ella「彼女」
muy 「とても」 bueno, na「よい」 chico, ca「男の子、女の子」
※chicaは若い女の子(主に10代)に使うのに対して、niñaは12歳ぐらいまでの「女の子」
その他の表現
「覚えている」
本文で出てきたとacordarse以外にもrecordarという「覚えている」を意味する動詞があります。ややacordarseのほうが、カジュアルな印象を与えますが、ここでは例文でその違いを確認しておきます。
Recuerdo muy bien tu nombre.
「きみの名前をよく覚えているよ」
recuerdo「覚えている」(recordar・1・単・現在)
ただし 人が目的語の場合、前置詞aをつけるのを忘れないように。
Recuerdo a María.
「マリアのことを覚えている」
Me acuerdo de tu nombre muy bien.
「きみの名前をよく覚えているよ」
me acuerdo「覚えている」(再帰acordarse・1・単・現在) ※前置詞deはセットで覚えます。
nombre「名前」 muy「とても」 bien「よく」
▽否定文でquiero「~したい」とセットになるとどうなるでしょうか?
No quiero recordarlo.
「彼を(そのこと・あなたを)思い出したくない」
recordarlo=recordar+lo lo「彼を(それを・あなたを)」
※スペインではle「彼を・あなたを」も使うことがある。
No quiero acordarme de ti.
「きみを思い出したくない」
acordarme=acordar+me ti「君」
知らずに使っているスペイン語
グラナダ – Granada
スペイン・アンダルシア地方の都市、グラナダはアンダルシアの中心地であり、アルハンブラ宮殿でも世界的に知られています。このグラナダとはスペイン語で「ざくろ(石榴)」の意味、アラビア語から由来していると言われています(ただし辞書にはラテン語のgranataも出ています)。他にも「手榴弾」という意味もありますが、形状がざくろに似ていることからこの名がついています。英語の「グレネード」 も同じ語源と考えられます。