フミコ : (気軽に)オラ!元気?
ホセ : とても元気だよ。ありがとう。きみは?
単語・表現
hola「やあ、こんにちは」 qué「何、どんな」 tal「そんな、こんな」
muy「とても」 bien「よく、具合がよく」 gracias「ありがとう」 y「そして」 tú「君」
その他の表現
¡Hola!は「やあ、こんにちは」という意味で朝から夜まで使える気軽なあいさつです。親しい間柄や知っている人に使いますが、どちらかというと英語のHallo! に近い感じです。
またスペイン語では「h」は発音しません。例えば、英語と同じつづりのhotel「ホテル」はスペイン語で、【オテル】と発音します。
¿Qué tal?「(相手の具合や調子について)どう? 元気?」と尋ねるときの表現で、非常に親しい間柄で使われます。 初対面の人にはあまり使うことはありません。なおスペイン語では疑問文で使われる疑問詞には必ずアクセントがつきます(ここではqué)。
¡(間投詞の逆さま)が出てきましたが、最後に間投詞!がつく文章の場合、かならずその文の頭につけることになっています。疑問文の場合も同じで、逆さまの疑問詞 ¿ が文頭につきます。¡~! ¿~? はいつもセット、 これはルールとして覚えてください。
自分の状態を伝える表現
Muy bien.「(とても)元気です」
という返答でよく使いますが、いつも元気とは限りませんよね(笑) それではスペインで「まあまあ」と答えるときは? 少しご紹介します。
Más o menos. 「まあまあ、だいたい」
英語のmore or less 「だいたい、いくぶん」と同様、más 「より多く」、o「あるいは」、menos「より少なく」の意味から「多くもなく、少なくもない」、それが転じて 「まあまあ」という意味で使われています。
Regular. 「普通です、まあまあ(あまりよくない)」
ラテンアメリカなどではAsí, así.「まあまあ」なども使います。
y「そして」、tú 「(親しい間で)きみ、あなた」で、「きみは?」と聞き返しています。 英語のAnd you ? と同じニュアンスでとらえればわかりやすいかもしれません。 ただし、初対面の人や年長者に対してば usted「あなた」を使います(若者同士だといきなりtúで話すこともあります)。
ここで気をつけたいことは、スペイン語では日本的な目上・目下という考え方がないということです。 相手が年少者だからtúを使うとか、友達だけど年上だからustedを使うのではなく、知っているか知らないかで判断する方が自然なスペイン語につながります。ラテン・アメリカとスペインではやや使い方が違いますが、会社の上司でもよく知っている人にはtúを使ったりもします。
スペイン語の主格人称代名詞
最後にスペイン語の人称についてご説明します。
スペイン語の人称は1~3人称の3つあり、それが単数形と複数形にわかれます。
1人称・単数: yo 「わたし」 (=I)
2人称・単数: tú 「きみ」(=you) ※友人・家族などの親しい間柄の人に対して使う。
3人称・単数: él 「彼」(=he) ella [エジャ]「彼女」(=she)
usted [ウステッ]「あなた」(=you)
※「彼・彼女」のほかに「それ」「あなた」も3人称になります。
複数の人称とは「わたしち」「きみたち」「彼ら、彼女ら、あなた方、それら」(英語のwe,you,theyに相当する言葉)ですが、こちらについては次回以降のレッスンで説明します。