アントニオ : この本はきみの?
ケイコ: いいえ、私のじゃないわ。
アントニオ : 誰のものか知ってる?
ケイコ: いいえ、知らないわ。
単語・表現
es「~である」(ser・3・単・現在)
este, ta「この」 libro「本」 tuyo, ya「君の(もの)」
mío, a「私の(もの)」※tuyo,míoはきょうのその他の表現・ことばで説明します。
míoは前文の名詞 libroにかかっているため、míoとなる。もし女性名詞が登場していた場合はmíaとなり、複数形の場合は、míos, míasとなります。
sabes「~を知っている」(saber・2・単・現在)
saber + 名詞/疑問文(詞)「~を知っている、わかる」
de「~の」 quién「だれ」 ¿De quién es …? 「~は誰のもの?」(第24回参照)
lo「それを」 sé「知っている」(saber・1・単・現)
No lo sé. 「私はそれを知らない」
その他の表現
所有の形容詞
これまで、所有の形容詞と言えば、mi「わたしの」tu「きみの」などを学んできました。ちょっと不安な人は第24回で再確認してください。きょう学ぶのは「私のもの」、または名詞の後ろから「私の」と形容する場合の所有の形容詞です(所有形容詞の後置形などと呼ばれます)。 名詞の性・数に一致して変化します。
「私・君・彼・私たち・君たち・彼らの(のもの)」
人称 | 単数形 | 複数形 |
yo | mío, a | míos, as |
tú | tuyo, ya | tuyos, as |
él,ella,usted | suyo, ya | suyos, as |
nosotros | nuestro, ra | nuestros, as |
vosotros | vuestro, ra | vuestros, as |
ellos,ellas,ustedes | suyo, ya | suyos, as |
気がついたかもしれませんが、所有の形容詞といってもnosotros、vosotrosは変わっていません。
名詞の後ろにつく場合
Un amigo mío vive en Osaka.
「私の(ある)ひとりの友人は大阪に住んでいる」
動詞のserの補語になる
Este libro es mío. 「この本は私のです」
定冠詞をともない強調して「~のもの」
Esta casa es la mía. 「この家は私のものだ!」
Éstos libros son los míos. 「これら本は私のものだ!」
※定冠詞は名詞の数・性と一致して変化します。
知らずに使っているスペイン語
アルカトラス – Alcatraz
サンフランシスコの沖合いにある監獄の島、アルカトラスはスペイン語で「シロカツオドリ」を意味しています。スペイン人がこの島を発見した当時、周囲に生息する奇妙な鳥「ペリカン」をlcatraz「シロカツオドリ」と呼んだことから名づけられたそうです。ちなみに現代スペイン語でペリカンはpelícanoです。