Ana : Estoy esperando la llamada de Pepe.
Pedro : Pero, mira que eres tonta, ese chico tiene más de unas…

アナ:私はペペの電話を待っているのよ。

ペドロ:けど、ほらきみはバカだなあ。その男は何人も(女性)…がいるよ。

単語・表現

estoy「~である、(現在分詞を伴い)~しているところだ」(estar・1・単・現在)

esperando「待つ、期待する」(esperar・現分)※現在分詞は第77回を参照してください

llamada 「(電話で)相手の呼び出し、通話」 Pepe「ペペ」※ Joséの愛称

pero 「けど、しかし」

mira「見る、注意する;(命令形で)ほら、ねえ、ご覧」(mirar・2・単・命令)

que「~ということ」 mira que「(注意を換気して)ねえ、ほら~である」

eres「~である」(ser・2・単・現在) tonto, ta「愚かな、バカな」

ese, sa「その」 chico, ca「男の子、若い男;女の子」

tiene「持つ、ある」(tener・3・単・現在)

más de…「~以上の、~を超える」 unos, as「いくつかの」

※本文ではunas の後ろに chicas「女の子」novias「女性の恋人」などが省略されています。

その他の表現

【侮辱・罵りの言葉】
以下紹介する表現はしばしば日常会話や映画などで耳にしますが、決して美しい言葉ではありません。話している状況で受け入れられるかどうかも判断できないような場合は、使うべきではありません。

特に外国人が判断するのは難しいので、あくまでも知識として知っている程度にとどめておくことがよいでしょう。取り上げるのも賛成しかねる表現ばかりですが、映画や日常会話で耳にすることがしばしばあるので参考までに御覧ください。

tont, ta「ばかな、愚かな」を例にして、「きみはバカだなあ」と言う表現の強弱を表すと以下の通りになります。言い方にもよりますが、スペイン人の印象レベルだと下に行くほど、罵りの度合いが強くなります。

¡Mira que eres tonto!

¡Tonto!

¡Tú eres tonto!

¡Qué tonto!

¡Usted es un tonto!
¡Usted es una tonta!

【侮辱・侮蔑に使う人の性質】
tonto, ta「バカ(アホ)、バカ者、愚か者」(子供が使う)

idiota 「バカ、あほう、バカ者」

imbécil「バカ、バカ者」(一般的に使う)

estúpid, da「愚か者」

語彙の強弱
imbécil=estúpido,da > idiota > tonto, ta

cara dura「図々しい人、厚かましい人」←「硬い顔」

mandón, na「威張りちらす、威張り散らす人」

【罵りの感情表現】
¡Mierda! 「くそっ! まいったな!」
自分自身への苛立ちや思うようにいかない状況に対して使う。 英語のshit!と同じような使い方です。もともとは「排泄物」の意味。日本語の「くそっ!」と同じ。

¡Joder!「ちくしょう! 何てことだ!」
他者および自分の思い通りにならないことに対しての苛立ちや罵りを表す状況で使う。英語のFuck!と同じような使われかたで「性交する」の意味もあります。

¡Coño! 「くそっ! あれっ! まさか!」
苛立つ状況以外に、びっくりした場合などでも使われる。「女性器」の意味も。ちなみに女性も使っています。

¡Maricón!「オカマ!」
「オカマ野郎! ホモ野郎!」と言うぐらいの強い意味を含んでいます。

¡Hijo de puta! 「畜生! くそったれ! ばかやろう!」
英語のSon of a bitch!と同じ。hijoは「息子」、putaは「売春婦の意味。最大級の罵倒のことばとなります。直訳すると「娼婦の息子」の意味。女性に対して使うときはhija de putaとなります。

※今回取り上げたものは主だったものですが、もっぱらスペインで使われる表現や言葉です。中南米ではまた変わってきます。

知らずに使っているスペイン語

メサベルデ – Mesa Verde
米・コロラド州の南西部に位置する世界遺産のメサベルデ国立公園は北米大陸の先住民族の遺跡がいまなお残る歴史的な文化遺産です。断崖に作られた居住区域やその歴史は謎に包まれており、多く人々を惹きつけています。スペイン語の意味は「緑のテーブル」。mesaは「テーブル」でverde は「緑」の意味ですが、遠景からだとその名の示す意味がわかるようです。