ユウジ:何か飲みたいですか?
カルメン:いいえ、ありがとう。けど、お願いだからtúを使って話してね。
ユウジ:ああ、OK!
単語・表現
quiere 「~したい、欲する」 (querer・3・単・現在)
tomar「飲む、取る」 algo「何か」
gracias 「ありがとう」 no gracias「いいえ、ありがとう」 pero 「けど」
por favor 「お願いします」
tutéame = tutéa + me 「tú(きみ)を使って話して」※表現として覚えてください
tutéa 「お互いにtúを使って話す」(再帰tutearse・2・単・命) me 「わたしに」
vale 「OK,了解」
【気をつけよう】
meの位置で意味がぜんぜん変わってきます。
Tutéame.「túを使って話してください」
Me tutea.「(彼・彼女などが)私をtúで扱います」
その他の表現
túを使って話しましょう
慣れてきた友人知人にはtú「君」で話すのが普通です。usted「あなた」から変えるきっかけがわからないときには動詞tutearを使ってみてください。
この動詞はtú + te + -ar から構成されていて、その意味は本文にある通り、「túを使って話す」という意味です。
友人・知人の場合はどちらかから切り出すのが普通ですが、上司や年配の人の場合、年長者などから話します。ただし、年長者や上司だからtúが使えないということはありません。スペイン人に関して言えば、気軽にtúで話す人が多いです。
¡Vamos a tutear! 「túを使って話しましょう!」
vamos「行く、~するつもりである」(ir・1・複・現在)
vamos a +動詞の原形 「~しましょう」 比較的くだけた間柄で使う。
Puedes tutearme si quieres. 「もしよければ、túを使って話せます」
puedes 「~できる」 (poder・2・単・現在)
※puedes … という場合、相手に認可・承認を与える印象があるので、使う相手によっては気をつけなければなりません。
tutearme = tutear + me si 「もし~ならば」
quieres 「~したい、欲する」 (querer・2・単・現在)
知らずに使っているスペイン語
エル・ニド – El Nido
エル・ニドをご存じですか? エル・ニドはフィリピンのパラワン島の北部にあるリゾート地として知られて いますが、フィリピンはスペインの支配を受けた影響でいまだにスペイン語を語源とする言葉が残ってい ます。エル・ニドとはスペイン語で「巣」の意味。私はエル・ニドというと同名のスペイン映画「エル・ニド」を思い浮かべます。