マリア:ホセが私に電話がなくてずいぶん時間がたっているわ。イライラしているの。彼、怒っていると思う?
アンヘラ:いいえ、マリア。変なことを言うわね。お願いだから、ただ花から花に移るそ蝶のことを考えるのをやめて。
マリア:あら、今度は蝶でテントウムシ(俗語でオカマの意味がある)じゃないのね。変わりやすいわね!
単語・表現
hace「(3人称単数で)~前に、~の時間がたつ」(hacer・3・単・現在)
hace…qué~「~してから…の時間がたつ」
mucho 「たくさん」 tiempo「時間」 me「わたしに」
llama「電話をかける」(llamar・3・単・現在) y「そして」
estoy 「(状態が)~である」(estar・1・単・現在)
mosca「ハエ」「厄介な人;いら立ち、不快感」
estar mosca 「じりじりする、イライラする、うんざりする」
crees 「(~と)思う、考える」(creer・2・単・現在)
está「(状態が)~である」(estar・3・単・現在)
enfadado, da「怒っている」
qué「何て~だ」 cosas 「こと、もの;変わった態度」
tienes 「持つ、ある」(tener・2・単・現在)
¡Qué cosas tienes! 「(相手の発言を受けて)変なことを言うね」
deja 「残す、そのままにする、やめる」(dejar・2・単・命令)
deja de + 動詞の原形 「~するのをやめる」※命令形というよりも表現として覚えてしまいましょう。
pensar「考える、思う」 pensar en …「~のことを考える」
ese, sa「その、あの」 hombre「男性」
mariposa「蝶」「(俗)ホモ、おかま」
que「(関係代名詞)」 sólo「ただ~だけ」
va「行く、至る、伝わる」(ir・3・単・現在)
ir de A en (a) B 「AからBに伝わる、AからBに至る」
flor「花」
vaya 「まあ何てことでしょう、やれやれ、あらまあ、すごい」(怒り・驚き・不快などの間投詞)
ahora「今、現在」 mariquita「テントウムシ」「(男性名詞)おかま」
cambio 「変化、転換」
※蝶やテントウムシは女性名詞のため、冠詞がunaとなるべきですが、ここでは話題に上がっている男性を男性名詞の意である「おかま」として用いているため、冠詞がunとなっています。
※蝶は移り気な人や浮気がちな人を暗に意味することがあります。
参考:mariposeador, ra「浮気者、移り気な人」
その他の表現
【昆虫の名前】
日本語でも「働きバチ」「蜘蛛女」「カゲロウ」「ダニ」など人を昆虫に例えるときがありますが、スペイン語でも同じようにあるのは面白いですね。身の回りにいる一般的な昆虫(害虫もふくめて)見てみましょう。※昆虫ではないものも一部含まれています。
hormiga「アリ」
abeja「ミツバチ」
avispa 「ハチ」
mariposa「チョウ、ガ」
cigarra「セミ」
grillo「コオロギ」
mariquita「テントウムシ」
luciérnaga「ホタル」
mantis「カマキリ」
libélula「トンボ」
saltamontes「バッタ」
caracol「カタツムリ」
gusano「毛虫・イモ虫」
cucaracha 「ゴキブリ」
mosca「ハエ」
mosquito「カ」
ácaro「ダニ」
pluga「ノミ」
araña「クモ」
知らずに使っているスペイン語
エル・クラシコ – El clasico
世界のトップ選手が集うリーガ・エスパニョーラの中でも、レアル・マドリードとFCバルセロナは100年以上の伝統を持ち、2チームの試合は「伝統」を意味する「エル・クラシコ」と呼ばれます。特にフランコ政権によるバルセロナのあるカタルーニャ地方の抑圧の歴史と相まって、単にサッカーの試合を超えた異なる民族の戦いとして見られ、大いに盛り上がりをみせます。clasico, caの意味は「伝統」以外にも「古典(の)、伝統的な」といった意味もあります。